ならび、
古紙
この年は、非常に
気分のわるい年、口角から
ほっぺた、眼のしたにかけて、むくむくと
たくわえられた栄養
粉末系のいくつか、
粉と液体を人形が変換する
首の、間延びしている、この
個体は、間延びしている、と
女の子は注文をつけた。
アルパカに
よりかかった、女の子の右半身、左の
半身、羊の
腸にけん引されて
あのうみは胃液のうみ。
声と、ため息がふるえを
あびせられて、
伝送路をつたっていく。
気配がする、この、ねたみの信号
処理された
釣り鐘じみた女の子から
もれる、やみの環、食事ラッパ。