「何故悪人が生きながらえ 年をとってその富も増し加わるのか。その子孫はともにいて安穏であり その裔もその眼前に安らかである」、「悪人の燈火の消されることが幾度あるだろう」、「ある者は全く平和に安楽に 全き幸福の中に死んでゆく。その体は脂に満ち その骨の髄はうるおっている。他の者は苦しい心で死んでゆく、彼は幸いを味わったことがなかった。彼らはともに塵に伏し うじが彼らをおおう」。
ヨブは敬虔な人間だったが、敵対者の提案によって神はヨブを不幸な目にあわせる。
敵対者は触れただけでヨブのからだに皮膚病をつくりだすので、おそらく悪魔かその類のものだろう。ヨブは自分の不幸を嘆くが、自分はまちがったことはしていないともおもう。
流し読みして最終的に神はヨブに家畜や子供をあたえておわる。悪人が栄えて善人がほろびることをあらわすことばが印象にのこった。