うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

とりで日記

Kindleを買った

電子書籍で勉強しようとおもいKindle paperwhiteを買った。 Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 8GB 広告つき 電子書籍リーダー 発売日: 2018/11/07 メディア: エレクトロニクス 当面は、コンピュータ関係の本、または電子書籍で安く買える戦史・回想録な…

ユートピア計画、就職活動

◆スターリンとヒトラーの夢の土地 今読んでいる『Bloodlands』では、2人の独裁者のユートピア実現の場に供された国々の犠牲が淡々と書かれている。 ドイツ・ソ連によって最大の被害を被ったのは、緩衝地帯の国……ポーランド、ウクライナ、ベラルーシ、バルト…

スナイダー『Bloodlands』を読み始めた

◆Bloodlands 日本語訳もあるティモシー・スナイダー『Bloodlands』を読み始めた。 ヒトラーとスターリンに挟まれた緩衝地帯……ポーランド、ウクライナ、ベラルーシにおいて、約1400万人が戦争ではなく、政治政策によって殺害された。 ウクライナの人為的…

Kindleがスマホで読めるという

◆省スペース 読み終わった本を片っ端から売ったり捨てたりしているので、遅ればせながらKindleを使うようになった。 いまはKindle Appというスマホアプリで読むこともできるという。 しばらくはこれを使いつつ、もっと大きい画面で読みたくなったらKindle Pa…

年末になり、さらにリラックスする自宅戦闘員

◆今年、面白かった本 読んだ冊数は例年より少ないが、大部の本をよく読むことができた。ひとえに、わたしの膨大な自由時間のおかげである。 以下、順不同で本を紹介したい。 1 『King Leopold's Ghost』Adam Hochschild King Leopold's Ghost: A Story of G…

吐き気を催す/鶴の一声 ――サイコ特殊部隊員

◆軍にやさしい大統領? 戦争犯罪と規律違反(捕虜の殺害、殺害した屍体とともに写真撮影し友人に送信、民間人を無差別に狙撃)の容疑で、訴追されていた海軍SEALSの上等兵曹(Chief Petty Officer)ギャラガーがトランプ大統領の介入で懲戒処分を免れた。 ww…

ヨーロッパの敗軍 ーーフランス系ドイツ人による独ソ戦回想録『The Forgotten Soldier』

今読んでいるGuy Sajerの「The Forgotten Soldier」は、アルザス出身のフランス系ドイツ人による東部戦線の回想録である。 著者はドイツに占領されたアルザス地方のフランス人で、未成年で国防軍に徴兵され、はじめは兵站部隊に、その後志願して戦闘職種であ…

パールハーバーの銃撃事件

日本でもニュースになったため無職の親類や知り合い等から安否確認の連絡が来た。 現場は観光地のパールハーバーに近いが南寄りの軍港内のドックである。 銃撃が発生すると全基地の軍人・職員に対してアラートメッセージが送信され近くの建物・部屋の中に入…

最近の買い物 ――日本史、マリオネット、

◆関東大震災 九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響 作者: 加藤直樹 出版社/メーカー: ころから 発売日: 2014/03/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (48件) を見る 『証言集 関東大震災の直後』が良い本だったので…

国家・政治・行政の腐敗とどう戦うか

◆はじめに どうすれば腐敗と戦うことができるのかをGoogleで調べた。 わたしの読んできた歴史の本は、ほとんどが外国政府や権威主義体制・独裁体制に対するテロ活動で、腐敗との戦いにおいて直接参考にはならなかったからである。 The Revolt: Story o…

国防総省では反逆者、亡命者扱いのスノーデン氏

Permanent Record (English Edition) 作者: Edward Snowden 出版社/メーカー: Macmillan 発売日: 2019/09/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る エドワード・スノーデンの自伝「Permanent Record」は、本人の生い立ちや亡命の経緯が書かれてお…

ゴミゲーム統合プロジェクト

◆自作のガラクタを統合する 本ブログは読書感想文のほかに、作者の制作物も公開していました。 最近はUnityその他のフリーソフトを使ってゲームを作っており、以下はそのリンクです。 今後は、創作物カテゴリーについては、ゲーム関連を除いた純粋制作物(ポ…

ミニキーボードを買った

◆iPhone用Bluetoothキーボード 家の外などでメモや日記を書く際に、iPhoneで入力するのがこれまで不便だったので、キーボードを買った。 サイズはiPhoneSEより少し大きい程度である。少し使ってみたところ非常によかった。 iClever 折りたたみ式Bluetoothキ…

米陸軍の情報教程、またOSINT

◆眠くなる本 参考のために米陸軍の情報教程を読んでいるが、非常に退屈である。 原理原則をまず覚えさせるべきという方針は読み取れるが、無味乾燥とした定義が続くので飛ばし読みになる。 教程が退屈なのは古今東西の軍の宿命なのだろうか。 なるほど、こう…

スノーデンの新著『Permanent Record』について

スノーデンの回顧録『Permanent Record』が9月17日発売された。 わたしはAmazonで予約したので、到着次第読もうと考えている。 Permanent Record (English Edition) 作者: Edward Snowden 出版社/メーカー: Macmillan 発売日: 2019/09/17 メディア:…

「心」についての感想

◆心をきたえる 山岸俊男著『「日本人」という、うそ』を読んでいたところ、同じく進行中のラインホルド・ニーバー『道徳的人間と非道徳的社会』と、重複する主張があった。 「日本人」という、うそ: 武士道精神は日本を復活させるか (ちくま文庫) 作者: 山岸…

ブログの「図書案内」を修正中、また女工の話

◆『図書案内』修正中 重すぎて閲覧困難になっていた「図書案内」を改修している。 現在、「戦争と軍」、「日本の歴史」について、リンク形式を変えることで読み込み可能な形に変更している。 ◆ブラック企業 『日本残酷物語5』を読んでいる。 主題は、明治以…

ラインホルド・ニーバーを読んでいる

いま読んでいるニーバーまとめ本から印象に残った箇所をあげていきたい。 ニーバーは聖職者・神学者だが、現時点では、現実社会のなかで何をするべきなのかを非常に冷静に考えている人物という感想を持った。 なぜ社会の不正義はなくならないのか、また、な…

ニーバーを読み始めた

◆シリア関連本 シリア内戦に関する本を2つ読んだ。どちらも現地報告であり、アサド時代の秘密警察支配や、デモ鎮圧と過激化、国外勢力の流入などを記録している。 確認したところWendy Pearlmanの本は日本語訳があるようだが恐ろしく高額である。 We Crosse…

お墓参り

お盆の期間中は無職戦闘員らしく自宅で大人しくしていた。 今年は、運よくまだハリケーンがきていないので、あまりひきこもりすぎないように近所を散歩した。 ◆マキキ墓地 ホノルル・マキキ地区にある日系人墓地であり、日系移民の慰霊碑や、日本海軍軍人の…

南から北 その7 アーリントン、フレデリックスバーグ、海兵隊国立博物館(ヴァージニア州)

◆リッチモンドを出る リッチモンドの街並み ホロコースト博物館を出発し、市内を走行し、宿泊地のアーリントンに向かった。 古い家やビルが残っており、ヴァージニア・コモンウェルス大学(VCU)の施設が広がる地区は学生でにぎわっていた。 リッチモンド リ…

王様とその手下

◆感想――ブッシュ政権に関する本を読んで 司法や行政から反対が出るにも関わらず強引な法解釈を行う、行政府の権限を際限なく拡大していく、多くの活動や意思決定手続きを非公開にし、国民の眼から隠してしまう……こういった手法は似非民主主義国における権力…

友達料

ロバート・ゲーツ国防長官の回想録からのメモ。 アメリカ合衆国はどのような姿勢で外交を行っているのだろうか。日本とはまた異なるようだ。 ◆別荘に招待 プーチンにとって外交や交渉は、自分のための演出の場でしかなかった。 ゲーツとコンドリーザ・ライス…

最大の復讐は敵と同類にならないことである

◆おぞましい皆既日食 タイトルはマルクス・アウレリウス『自省録』からの引用である。 “The best revenge is not to be like your enemy."― Marcus Aurelius, Meditations https://www.goodreads.com/quotes/428368-the-best-revenge-is-not-to-be-like-your…

ドゥ・ザ・ライト・シング系

◆ファンタジー ポール・ニューマンの出ている映画「評決」を見た。上司の策略で落ちぶれた弁護士が、カトリック教会の経営する病院の不正のために戦う映画である。 評決 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「評…

気持ち悪い『四季農戒書』

直江兼続像 米沢市上杉博物館蔵 [Public domain] 『四季農戒書』は、「地下人上下共身持之書(じげにんじょうげともみもちのしょ)」ともいわれ、百姓大名といわれた直江兼続が農民を指導するために書いたものとされる。ただし佐々木潤之介『大名と百姓』で…

バビロニアの投票

◆選挙 参院選にともない2週間ほど前に在外投票に行ってきた。領事館にトレーラーハウスが設置され、本国と同じような態勢で投票受付が行われていた。 若者が選挙に行かないことが問題になっているが、わたしは若者に含まれるだろうか。もう今年で30代中盤…

南から北 その6 リッチモンド市内観光(ヴァージニア州)

◆モンティチェロからリッチモンドへ モンティチェロから車で20分ほど走ったところにあるMichie Tavernで昼食をとった。 ミッチー・タバーン Michie Tavern この食堂は1784年に 開店し、以後所有者が州に変わり、場所を10マイル程度移してからも営業…

剣あり剣ありこれころすことのためにぬきてあり

表題は「エゼキエル書」の中から適当に抜き出した。 ◆駅馬車 カントリーミュージックは非常に聴きやすくて歌詞も覚えやすい。 最近は暇をつぶすため公園でよく筋トレをしている。その往復の車中で、一人で熱唱している。 歌詞の引用や訳は権利関係が厳しいの…

ドイツ、米軍撤退に伴うシリア派兵要請を拒否

表題について、今週、ロシア御用メディアRTでニュースになっていた。 米軍はシリア駐留部隊約2000名を撤退させ、200名の特殊部隊のみ残置する方針である。この空白を埋めるために、米特別代表がドイツに対し派兵を要請したということだった。 www.r…