うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-11-07から1日間の記事一覧

『ダブリンの市民』ジョイス

――自分の魂は大勢の死者たちの群がるあの領域に近づいている。その気まぐれに揺らめいている存在を意識したが、それを理解することはできない。自分の正体も灰色の得体の知れない世界に消えうせていこうとしている。これらの死者たちがかつて築きあげ、暮ら…

図書案内:フランス文学

フランスの文芸作品は幅が広く、自分もまだ読んでいない作者や本がたくさんある。 個人的に面白かった本: ・『モンテ・クリスト伯』、『レ・ミゼラブル』、『ジャン・クリストフ』等の長編 ・サン=テグジュペリ ・幻想文学(マルセル・ブリヨン、アンリ・…