『諫早菖蒲日記』も書いている作者の最初の本。日本文学にありがちなくどい文言やうっとうしい理屈が無いので読みやすかった。 入隊して三週間の新米自衛隊員が語り手となり、報告調の休日報告からはじまる。写実的な、無味乾燥に近い文章だが主人公海東二士…
危険な航空業務に従事する人びとの様子を書く話。 夜間飛行 南米のサン・ジュリアンからブエノスアイレスへ夜を徹して飛行する場面からはじまる。ジッドの序によれば航空会社は競争のために夜間飛行も辞さなかったのだという。夜の灯火、人間の火が注目され…
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