うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-04-24から1日間の記事一覧

旧植民地のあそび 8

高山植物がある山にいった。1人の、口のなかの黒い人、担当者にたのまれて、わたしはことわれなかった。冷却液と、空気の流れによって、この山、山のてっぺんは、適度にみがかれている。緑の、および、鮮やかな、青い花におおわれた表面が、なめらかだとお…

鉄道の呪い(2012)

かたまりを食べる、 泥の上に線路をしいて。 金色の木こりのうで、花の裏に 有害な集落へのとびらが あり、砂漠になりかけた。 わたしは変化のまちに到着して ねた。 ろうかのつきあたりから ほこりが吹く という図像をみせられる。

『スターリニズム』グレイム・ギル

本書はスターリニズムを実証的に分析する。冷戦が終わることによって、より政治的意図や影響を離れた研究が可能になった。 *** スターリニズムの起源については、ロシアの後進性、政治文化、レーニン時代の政策、スターリン個人の特性などさまざまな要因が考…

『小説の諸相』フォースター

小説論・文芸理論というよりは、小説漫談に近い。 彼は学問の名を借りた文学理論を嫌悪しており、これを有害な似非学者とののしる。そこで彼が論じていくのはストーリー、登場人物、プロット、幻想、予言、パターンとリズムである。あえて科学的な手法をとら…