うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

電線

 夕焼けには

 赤い手が

 扉をひらく音がする

 雲をつくような

 手がぬっとあらわれて

 神父の目をふさぐ

 

 夏の空に

 切り込みをいれるのは

 だれだ

 

 森から森へ

 鉄による、毛糸の

 巻き取りの作業

 送信は続く。

 
 地面が冷えて

 油っぽい羽虫たちが

 兵舎に帰っていくだろう。

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