バルカン半島の冬は大変寒かったですが、世界遺産や内戦関係の史跡を回ることができました。
◆メモ
最大都市の首都リュブリャナも人口28万人程度であり、列車からの風景ものどかだった。ポストイナ鍾乳洞、シュコツィアン洞窟はすばらしい。
ザグレブのイェラチッチ広場はにぎやかだった。
一方、ドブロヴニクはシーズンオフのため閑散としており、店も休業が多かった。寒くてすさまじい強風なので、確かに人は来ないなと感じた。
強風の中、スルジ山を登って見学したドブロヴニク包囲戦博物館が記憶に残った。
・ボスニア
モスタルはシーズンオフでほとんどの博物館が休館していた。こちらはドブロヴニクよりも寒かった。橋の西側地区を歩いているときに1回だけ銃声を聴いた。
サラエボは雪が積もっていたが、観光客はわずかながらいた。内戦中に作られたトンネルを改修した博物館(Tunnel of Hope)や、旧ユーゴ戦犯法廷博物館、スレブレニツァ虐殺に係るギャラリー、歴史博物館等、戦争関連の施設が充実している。
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旧ユーゴスラヴィア地域に関しては、以下の本や、エミール・クストリッツァの映画程度の知識しかありませんでした。しかし、実際に見学することでさらに興味がわきました。
「民族浄化」を裁く―旧ユーゴ戦犯法廷の現場から (岩波新書 新赤版 (973))
- 作者: 多谷千香子
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イヴォ・アンドリッチ『ドリナの橋』の舞台であるヴィシェグラードには行けませんでしたが、まずは本を読むことにしました。
The Bridge on the Drina (A Phoenix Book ; P746)
- 作者: Ivo Andric
- 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (T)
- 発売日: 1977/08/15
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