うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

「偽りなき者」

 制作:2012年

 監督:トマス・ヴィンターベア

 「007 カジノ・ロワイヤル」のマッツ・ミケルセンが主演のデンマーク映画。

 主人公が子供の嘘で冤罪を被り、村人から攻撃される映画。

 善意や正義が暴走した場合、作中のような事態になることを確認した。正確な情報を収集せずに騒ぎを拡大させた人びとは、正義ではなく狂気に加担している。

 主人公は誠実な人間であり、最後まで濡れ衣を晴らすことをあきらめず、逃亡したり、自暴自棄になって銃乱射したりしなかった。

 法律上無罪となり、被害者と加害者とのあいだで和解した後も、敵意はなくならない。

 地域の団結、人びとのつながりには、負の側面があることを示している。

  ***

 冤罪やリンチを防止するためにはどうすればいいのか。

・自宅等の警備・監視体制強化

・警察が信用できなければ、外部の機関、支援者に通報し助力を求める
・直接的なリンチを防ぐため、格闘技等で体力を強化しておく。また、常に逃走経路を確保し、襲撃を予防する。

 人間の世は理不尽なので、できる限り備えをしておかなければならないと思った。 

偽りなき者 [DVD]

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