制作:2012年
監督:トマス・ヴィンターベア
「007 カジノ・ロワイヤル」のマッツ・ミケルセンが主演のデンマーク映画。
主人公が子供の嘘で冤罪を被り、村人から攻撃される映画。
善意や正義が暴走した場合、作中のような事態になることを確認した。正確な情報を収集せずに騒ぎを拡大させた人びとは、正義ではなく狂気に加担している。
主人公は誠実な人間であり、最後まで濡れ衣を晴らすことをあきらめず、逃亡したり、自暴自棄になって銃乱射したりしなかった。
法律上無罪となり、被害者と加害者とのあいだで和解した後も、敵意はなくならない。
地域の団結、人びとのつながりには、負の側面があることを示している。
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冤罪やリンチを防止するためにはどうすればいいのか。
・自宅等の警備・監視体制強化
・警察が信用できなければ、外部の機関、支援者に通報し助力を求める
・直接的なリンチを防ぐため、格闘技等で体力を強化しておく。また、常に逃走経路を確保し、襲撃を予防する。
人間の世は理不尽なので、できる限り備えをしておかなければならないと思った。