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うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

動物界に接続されて

とりでポエム

 あの夕陽が……
 交換手の
 やわらかい屋根を
 指で押すたびに、黄緑の表皮がへこみ、
 棘はみな
 生きて呼吸をつなぎ、ひもとなっていく

 
 月ののぼるとき、2回めのとき、
 鉄条網の
 整備のために鳥籠を
 解放するわたしは眼のない人夫を使役する

 
 鳥籠、
 それで。
 わたしは、ハサミや小刀を持つ警察官のグループを
 見る。それらに、鍛えられた筋肉が
 付着している。

 
 かような、鳥籠の図。
 なぜなら、わたしたちは眼を持っていて
 蝋で保護されている、
 相手の声を聴いて、音をたてて、鉄条網をたたむ。

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