制作:2005年
監督:フェルナンド・メイレレス
原題はthe constant gardener.
ジョン・ル・カレが原作だがまだ読んでいない。
不正を追及する人びとを描く映画。
イギリス外交官の妻は、英国と製薬会社による不正を追及するが抹殺される。外交官は、妻の遺志を継いで事実を明らかにしようとする。
外交官は英国政府の利益のために働き、妻は人道的な信念に基づいて英国政府を追及する。お互いに、職務上は敵対関係にあるが、それでも家族関係は維持されている。
外交官は妻の使命を尊重し、また妻も、自分の夫に危害が及ばないよう、活動内容を知らせなかった。
家族の形態は様々であると感じた。また、人間として認めるということは相手の信念や使命を認めることである。外交官は本作では組織の使命ではなく自分の家族の使命に従っている。
派手な銃撃戦等はほとんどないが、展開が早く、またアフリカの風景がきれいである。