うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

冬の歴史

 くい打ちの日に
 氷は網目をつくる。

 
 先端で、空気の粒が折り返す。

 
 垢だらけの炭人間が
 道具を振った。

 
 図書のゆび、言葉のゆびは
 金槌に叩かれて火花を出し、
 歯がこぼれおち、
 それは聴こえるはずの電報となった。

 
 ただ一心に、うなづくことの電報を
 受けとめた。

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