うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

連続1

 紫色の、海の虫たちのいる
 船底から、わたしたちの
 歴史が収束し、1つの花の環に
 なった。

 
 野ばらと、可視光線の編上げによる
 皆殺しの環と、
 それを、つなぎあう手と手が
 わたしの頭部になる。

 
 かれらは、その他の区域のすべて、
 「心室と、心室との連接」を
 スローガンにかかげていた。

 
 わたしは、光の字句を、
 防毒マスクとともに、リトグラフの意匠に
 付け加えた。

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