2016-05-17 公園で とりでポエム 夜、乱数の公園で、 鹿肉たちが音楽をつくる。 冷たい霧をはきながらやってきた 肉屋と猟師たちをともなって。 すべての軽い楽器を 軽いラッパと、軽い太鼓を 波形にあわせて まさしく、演奏家のように 調整する者らの影。 プロペラ式の街燈にあてられて 伸縮する構成の、扉がある。 いつまでも、穴の底に捨てられた、 瓶詰の暗がりにおいて、 かれらは血と神経の結び目を整えた。