ウォールデン湖のほとりで仙人のような生活を送ろうとする人物の本。現在の経済活動の大部分に背を向けるよう主張している。
ムダな労働をしない、着飾らない、必要以上に作物をつくらない。気候に耐えるために家は必要だが、最小限のものでよい。人生を遊んだり学んだりするのではなく、生きることが大事である。生きる上で本質的なことだけを手に入れるように努めること。
生物、季節の移り変わり、近所の住民、みじめな町の人びととその生活、湖の様子、狩りと釣り等、雑多な話題について。
住居は最低限あればよい。屋根は人間にはどうしても必要になってくるという。
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結論
「どんなにみじめであろうと自分の生活に正対して生きろ。思うほど悪くはない。豊かであるときこそ、貧しく見える。粗探しをすれば天国でも粗は見つかる。云々」。
人間が生きる上で本当に必要なことは何かを、常に見極めなければならない。
ソローは古典文学を重視している。
Walden; Or, Life in the Woods (Dover Thrift Editions)
- 作者: Henry David Thoreau,Dover Thrift Editions
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