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うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015年 映画のメモ その7

◆「クラッシュ」
 人種差別を中心に、もめごとを起こす人々を描く。善人と悪人の境はあやふやである。まったく関係ない人びとが偶然の出来事によって結びついてく方式を使う。
 人種の違い、銃犯罪から来る相互不信は、人びとのあいだに軋轢を生んでいる。

 

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◆「アレクサンドリア
 狂信者となったキリスト教徒たちが、女性科学者を糾弾し処刑する。キリスト教徒は信仰に基づく動員によってローマの行政を圧倒し、やがて権力を奪い取る。

 

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◆「ウルフ・オブ・ウォールストリート
 証券会社をつくり大富豪となったディカプリオが乱痴気騒ぎをする映画。FBIによって逮捕されるが、金の力で刑務所生活を乗り切り、ふたたびビジネスを再開する。
 富と性欲、薬物に群がる人びとの様子を描いた映画で、3時間あるが全く退屈しない。

 

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◆「武士の一分」
 単純な話だが過去の山田洋次時代劇のなかでは一番おもしろかった。キムタクとその妻の人情話に集中している。

 

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◆「ユナイテッド93」
 ハイジャックで混乱状態になる管制センターや北米軍のDC等。
 テロリストに対してどのように対処すべきかを考えなければならない。

 

 

◆「グリーン・ゾーン
 イラク戦争の根拠である大量破壊兵器をめぐる嘘を突き止める一兵隊の話。フセイン排除をたくらむ国防総省情報局の男は偽の情報をつくりメディアに流す。一方、開戦をめぐる動きを不審に思うイラク現地のCIA職員は、マット・ディモンと協力し偽の情報源を追及する。
 戦争映画というよりはイラク戦争を舞台にしたサスペンスである。
 フセイン排除のために合衆国民を騙す高官、合衆国に利用され、最終的に市民に射殺されるイラク軍の幹部、政府と一部情報機関の嘘を非難するマット・ディモンと、それぞれの思惑がある。
 どこまで事実に基づいているかは調べる必要がある。
 特殊部隊や主役の所属する偵察隊は、高官やCIAの私兵のように動いているが、米軍にはああした用法があるのだろうか。
 最後にマスコミにメールを一斉送信した処分がどうなるかが気になった。

 

 

◆「モンスターズ・インク
 爆笑問題の田中がちゃんと声を出していた。

 

 

◆「月に囚われた男

 以下ネタバレ
 月の燃料基地において1人働いていた男は、偶然から自分がクローンである事実を発見した。3年ごとに更新されるはずだった別のクローンとともに基地の事実を明らかにしていく。
 自分の存在が贋物であり、また記憶も贋物にすぎないという恐怖が感じられる。記憶の中の家族には、本物の人間がすでにいるため、クローンである自分の居場所はない。
 陰惨な状況が続く映画だが、ハッピーエンドで終わる。
 月の燃料基地という限定された場所で、エネルギー企業は人間の寿命と記憶を管理し、労働目的のために使用する。クローンたちはそのような非人間的世界に反抗した。
 基地内部や月面移動の風景が、「エイリアン」や「2001年宇宙の旅」を連想させた。

 

 

◆「エグザイル 絆」
 マカオのマフィアたちの友情についての映画。同郷出身の5人組の友情は、ふざけあいや会話が漫画風である。かれらは友情のためにボスを裏切り、追い詰められ破滅する。
 黒服姿の男たちが車に乗って荒野を放浪する風景を見て、FF15はこの映画に触発されているのではないかと感じた。
 銃撃戦においてスローモーションが使われている。最後の銃撃戦では、始まった途端にどこからともなく大量のマフィアたちが現れて撃ち合いになるので笑ってしまった。

 

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◆「ミッション:8ミニッツ」
 列車テロ犠牲者の意識に入りこみ、犯人を暴く軍人の話。
 この監督の特徴……
・記憶の移植、並行世界、クローン、宇宙探査といったSF要素の使用
・技術の発達とその利用者たちが、人間の命や尊厳を省みず、人間を道具として扱う時代
・道具、消耗品扱いにされた人間が、その運命に反抗し道を開く物語