◆「ペーパームーン」
詐欺師と孤児が自動車で旅をする映画。2人は徐々に打ち解けていき親子のように仲良くなる。
ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
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◆「ゼロ・グラビティ」
衛星爆破により生まれた破片がスペースシャトルを直撃し、乗組員たちの大半が死亡する。生き残ったジョージ・クルーニー指揮官と、ミッションスペシャリストのサンドラ・ブロックは、地球に還るために宇宙空間脱出を目指す。
過酷な宇宙空間と戦う宇宙飛行士に焦点が当てられており、シングルイシューの映画である。
物語は単純だが、無重力の映像は迫力があり、宇宙飛行士たちの徳性が心に残る。かれらはお互いを励まし、自己犠牲の精神を持ち、最後まで希望を捨てずにあきらめないという意志の力を保持していた。
器材を利用した船外活動、ソユーズの操縦、ISS内の構造等、宇宙飛行士の本で読んでいた内容が登場する。どこまでが事実なのかはわからないが。
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◆「トンマッコルへようこそ」
韓国映画。南北の兵と米兵が、桃源郷のような村にやってきて、交流する。最終的には村を守るために団結する。
おとぎ話のような反戦映画だがおもしろい。
韓国映画は数えるほどしか見ていないが、演出が大仰でくどいのはこの国の特徴だろうか。インド映画の場合はけばけばしいが、韓国映画は日本に似て感傷的である。
◆「切腹」
牢人の貧乏と、体裁を重んじ、うわべだけを取り繕う武家社会の話。
ほとんど音楽はなく、登場人物たちの仰々しい台詞と回想で映画は進む。職を失い苦しむ牢人とその家族を描き、音楽や演出が控えめである。
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◆「リトル・ダンサー」
貧しい炭鉱夫の息子はダンスの才能を持っていた。ロイヤル・バレエ学院に入るため、炭鉱夫の父親や兄、周りの労働者はビリーを支援する。
「負け犬の人生」を送る労働者や大人に助けられて子供は夢をかなえることができた。
◆「隠し剣鬼の爪」
「たそがれ清兵衛」との違いは、主人公の武士に扶養家族の重みがそこまでのしかかっていないことである。同門との決闘を命じられてもくよくよしていない。
主人公の使う隠し剣は二段構えになっている。
この監督の時代劇は若干感傷的だが、それが欠点かどうかは好みの問題になる。
◆「あの夏、いちばん静かな海」
以下ネタバレ
耳の聞こえないゴミ収集業者の男がサーフィンに夢中になり、サーフィン仲間に助けられて大会で入賞を果たすが、その後、海で事故死する。最後の場面は大仰な演出だったが、全体的にはおもしろい映画である。
横から人物や建物を見る構図、主人公の住んでいる高層アパート等の風景がよい。
主人公とその恋人が聾唖者でしゃべらないので、昔の無声映画を連想させる。
◆「ブラッド・ダイヤモンド」
シエラレオネの漁師、ローデシア出身の白人傭兵、アメリカ人のジャーナリストがピンクダイヤをめぐって冒険する話。紛争ダイヤにまつわる話と、アクションがうまく組み合わさっておりおもしろい。
◆「ヒアアフター」
死者と交信ができる霊能力者の話。死人は人を結びつけることもできる。
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◆「サラエボの花」
ボスニア紛争の中で生まれた子供と母親の話。事態は深刻だが淡々としており、希望がある。