うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『極左暴力集団・右翼101問』

 警察関係者向けの書籍で、極左と極右の成立経緯、宗派、活動内容等を説明する。

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 極左暴力集団の歴史は日本共産党の路線転換の歴史であるといわれている。同党の路線転換のたびに分裂を繰り返し、地下組織、非公然組織が生まれてきた。

 五流二十数派……革共同系(革マル、中核、元第四インター日本支部)、共産同派(ブント、蜂起派)、社青同系(革労協解放派)、共産党から構造改革系(共労党全協、フロント)、毛沢東系(日本労働党緑の党など)

 革マル……組織建設、理論学習を重視する。黒田寛一を頭領に活動し、中核派革労協と対立する。

 中核派……本多延嘉を頭領に革マルと対立する。

 革労協……強硬派の狭間派と反狭間派に分裂し、狭間派もまた主流派と反主流派に分裂する。

 親中共派……連合赤軍の母体である。また、日本赤軍の母体でもある。

 ほか、アナキズムグループ、ノンセクトラジカル等がある。

 理論……極左暴力集団の理論は、様々な思想・主義主張の寄せ集めである。主に、反帝国主義反スターリン主義、暴力革命至上主義を中心に掲げている。また、トロツキーを信奉し、世界革命論、転換理論、先駆性理論などを主張する。

 組織の特徴……流動的、非組織的である。学生主体から、現在では高齢化が目立ち、労働者主体になる。非公然・軍事化している。今後は組織の衰退が予想され、インターネットを通じてセクト名を隠した勧誘活動が行われるのではないかと考えられる。

 行動の特徴……主観的、感覚的、非理性的である。学生の純粋性、単純性が前面に出ている、暴力的、戦闘的である。

 内ゲバ……極左暴力集団は一般に自らのイデオロギーを絶対とみなし、他の党派を認めない。よって党派闘争(内ゲバ)が行われる。主要な宗派である革マル中核派革労協はそれぞれ内ゲバを革命闘争の一環として正当化する声明を発している。

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 現在ゲリラ活動を行っている4団体……中核革命軍、革マル派情報調査部、革労協狭間派革命軍、戦旗荒派ゲリラパルチザン部隊

 警察施設等の防護措置……不審物発見のため整理整とん、環境整備に配慮する。消化器等常備。仮眠室等の施錠。旺盛な警戒態勢、凶器を放置しない、粘り強い職務質問、おびき出しに注意、けん銃奪取に注意、抗議には毅然と対処する。

 極左暴力集団の非公然アジトは、アパートやマンション、公団住宅などを利用してつくられる。活動家も市民を装っているため、細心の注意を払い、不自然な点を見逃さぬよう心がける。

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 右翼

 ――……右翼運動とは、国家とか民族とかいう「全体の利益」を第一義的に考えて、そのような政治、社会及び経済体制を樹立することを目的とした社会運動であって、我が国の場合には、その内容において、反共主義天皇中心主義の性格が著しく強いことが特徴です。

 明治時代に頭山満、平岡浩太郎らによって玄洋社が設立された。玄洋社は大アジア主義をスローガンに掲げ影響力を持った。その支流として内田良平らにより黒龍会がつくらえrた。

 大正時代にはデモクラシーに対抗して、反社会主義運動がさかんになった。

 東西冷戦が終わると右翼運動も停滞した。また、暴力団が取締りを逃れて右翼に転向する例も見られる。

 右翼団体は統一した主義主張がほぼ無く、小規模団体が乱立している状況にある。また、近年では財政難に苦しんでいる。

 警察が右翼と接触する際は癒着を疑われぬよう注意を払わなければならない。

 街宣車や右翼の威力行為対処要領について。

 

極左暴力集団・右翼101問

極左暴力集団・右翼101問