2015-12-09 龍涎門 とりでポエム 和尚は言った。 この方路は雨と夜の方路、 雲がかかれば、円形の 濃度の奥から 眼がのぞきこむと。 その眼玉、2つの 写真衛星の眼窩を わたしは疑問におもう。 あの門を見なさい、と 和尚が指をさし、おや、 いまにも木組みが腐って 崩れそうじゃないか。 そして和尚は乳児の 頭を食べた。 土の上で、休むところは ない。