うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

龍涎門

 和尚は言った。
 この方路は雨と夜の方路、
 雲がかかれば、円形の
 濃度の奥から
 眼がのぞきこむと。
 
 その眼玉、2つの
 写真衛星の眼窩を
 わたしは疑問におもう。
 
 あの門を見なさい、と
 和尚が指をさし、おや、
 いまにも木組みが腐って
 崩れそうじゃないか。
 そして和尚は乳児の
 頭を食べた。
 
 土の上で、休むところは

 ない。

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