うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

嘘ばかりの地誌

 かがり火の門が、坂の
 向こうにある。
 
 ひじをついて、砂ぼこりを
 口にいれ、ゆっくりと
 匍匐前進して、
 そういうときの
 暗渠から湧き上がる
 魚群のにおいは特別だ。
 
 雨粒が降っても
 皮フと組織は
 きれいなまま。
 
 門に辿りつくまえに
 かれらは土になって
 凍った。
 やがて柱になった。

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