うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

冬の日

 山の根を抜けて、
 石を登り
 高台にやってきた。
 規則的な
 石膏の頭部の上には、それはそれは、
 粉末的な
 天気があった。
 
 不意に、背後から、
 銀のじょうろを手に持って、
 顔、顔に水をやる
 児童の姿が浮かび上がる。
 かれらの影は
 鷲やコンドルのように、骨をついばむ。
 羽を展張し、
 神仏の柱を立てる。
 
 水を浴びる
 石膏の頭、
 わたしたちはそれらを掘り起し、
 口をふさぐ。

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