うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

曲線のある部品(2012)

 顔の一部をひらく、錫のまざったかお
 人がたくさん、わたしはすわってみている
 瞳孔にさわってみると、口のなかにひろがる
 サフランと金属片の生ぬるい
 空気、人がいるようで、これらは
 どれも胞子、明黄色の、重い食用胞子を
 成長させたもの。

 

かれらと自分は
 いまから、迷路を
 直線と、不自然なカーブを
 組み合わせた迷路をぬけるらしい
 それは人づてに伝えられる。

 

 日がのぼると、工場の
 えんとつにさえぎられて、雲
 まにあわせの煙が
 放射状にひっぱられて、わたしは
 日光浴をする。