うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

玉(ぎょく)でできたびん、玉(ぎょく)を削って(2012)

 次のとおり、わたしはうけとる、だれかが紙の巻物を
 まねて、古い文字にくるまって、おりこまれる、はい、
 それはわたし宛てに届く、時計まわりに
 丸まった、変質した表、灰色の
 皮フと、抽象的な環と、光源を保持する
 似たり寄ったりの人型が
 整とんする、わたしは、まぶしいと感じた
 かとおもうとそれは幻覚だった、表、テーブルの
 下から、薄笑いの幼い子供がのぞいて
 なにかを言いかけるので、瞳孔が明かりをもって、ほかに
 何もみえなくなった、ぞろぞろと
 列をなす正方形の、赤い印章
 架空の人を示す名前の行列、ひどく
 耳ざわりな音を鳴らす、3匹の像に囲まれた、振幅のある
 わたしの弟の表皮、肩から
 背中にかけて土のなかをすすむ、モグラ
 それらはあるとき、届けられたので
 おどろき、またわたしはうけとった