うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

方眼(2012)

 方眼のなかにむかって手紙を書く
 くじをひいたものの絶叫を伝えた空気の球があり、その部位だけ冷却した、くすんだ
 かたまりから削りだしたペンで文字を書く
 文字はひとつひとつのすき間がまちまちで、紙の上、なだらかな方眼の、白と薄茶色の図形から図形へ
 歩くうちに季節がかわってしまい、どうぶつの骨はみがかれて発光する
 とりを、足をつかんでさかさまにもちあげると、時間がたったため、ほぼ透明な、純度の高い鉱石に
 変化する、文字を追いかけて、次の
 文字を追って、サイとインパラ、始祖鳥の雑然とした
 群れが通過した、わたしは、コンソールのくぼみにひそんでやりすごそうと
 する、むかし、ひからびた皮フの人たちが活性化
 していたときをおもいだす、何もないところから引き出す
 ろうそくの火が2つの、できるかぎり近寄った顔面を映す
 2人は労働的なことがらについて話した、とても
 静かなのでどうしてもききとる
 ことができない
 しばらくして、くぼみを抜けて土をかけて埋めた
 黒いインク工場がだれかのあたまのうしろにぼんやりとあらわれた
 場合は、手に、濃縮した液をぬりこんで 床を叩くようきまっていた