うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『君は一流の刑事になれ』久保正行

 北海道から上京し警視庁に就職、刑事として働いてきた警察官の本。
 具体的な事件を題材に、捜査の教訓や注意を伝える。
 刑事は私生活を犠牲にして犯人を捕まえることに人生を捧げなければならない。悪い人間を捕まえること、社会正義を実現することに対し、執念を燃やすのが「刑事魂」である。
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 1 観察、現場に戻ること、警察手帳を使わず聞き込みし、協力者を得る
 2 DNA鑑定はあくまで捜査の補助である。
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 立てこもり事件について……チームワークが重要である。犯人の行動を狭めるため、屋内で制圧するのが鉄則である。
 実践では訓練以上の効果は出ない。
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 ――人というのは、話して理解できる相手にしか本当のことは話しません。……自分とは異なる立場の人のことでも、立場の低い人のことは案外想像がつきます。しかし、社会的・経済的に立場の高い人のことは想像が及ばない。そして、巨悪とは上品な背広に身を包む紳士面をした悪人であったり、金こそ力だと信じて高価な背広を着る暴力団であったりします。だから、良い背広を着る必要があるのです。
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 良い刑事の条件
1 やるべきことは積極的に、確実にやる
2 粛々と努力する
3 刑事の仕事が好きである
4 教えて学ぶことができる
5 自分の考えがある
 金を惜しまずジムにいく、寄席に行く、勉強することが必要である。代償を払うからこそ、元を取りたいと思って、その分努力する。

 

君は一流の刑事になれ

君は一流の刑事になれ