うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

鉱山を監視して

測定しにくいもの。

木々のあいだから、沁みこむように

現れる、明日の子供のように、

計りがたいもの。

 

自然光にあわせて運ばれる、

山と、山の皮フに埋もれてしまった

管理者たちの、声の波、

険しい崖を伝う暗号的な、かれら

技師たちの、号令を聞き分ける。

 

両手でほぐす、

不活性の関節と器官を。

かれらはほぐす、かれらの保護者が

血と泥でつくりあげた規則を。

 

不意に、山の日は暮れた。

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