うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

映画メモ

「セブン」

制作:1995年 監督:デイヴィッド・フィンチャー ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが猟奇殺人犯を追う映画。先日久しぶりに観た。 七つの大罪になぞらえて殺人を行う犯人に、ブラッド・ピットたちが翻弄される。 映画全体に人間性への疑いが漂っ…

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

制作:2000年 監督:ラース・フォン・トリアー 悲惨な生活のなかで唯一のいきがいが、ミュージカルとその空想にひたることである。 大家に裏切られる一方、同僚たちは終始ビョークに対して誠実である。「ドッグヴィル」のような、人間の醜さそのものを描…

「スターリングラード」

制作:2001年 監督:ジャン=ジャック・アノー Enemy at the gates 狙撃の仕事をほったらかしてジュード・ロウと女優が交流する映画。 市街戦の様子は悪くないが、メインとなる話にほとんど関心がわかなかった。 何かもっとよい作り方はなかったのだろう…

「バーディ」

制作:1984年 監督:アラン・パーカー 鳥になりたいという夢想癖の青年について。帰還兵のPTSDをテーマにしているが、単純な不幸物語では終わらない。 ニコラス・ケイジの身なりや、ピーター・ガブリエルの音楽が80年代を連想させる。 バーディ [D…

「それでも夜は明ける」

制作:2013年 監督:スティーヴ・マックイーン 12 years a slave 原題は「奴隷の12年」。北部に住むバイオリニストの黒人が奴隷商人たちに拉致され、奴隷に仕立て上げられ、南部の農園に売られる。 19世紀の体験記を映画化したもので、話は極めて単…

「ワールド・オブ・ライズ」

制作:2008年 監督:リドリー・スコット Body of lies 中東でテロリストを追跡するCIAを描く。 冷淡な上司のラッセル・クロウと、現場に密着するディカプリオの対立がかぎとなる。しかし、ディカプリオも特に人道主義者・博愛主義者ではない。 CIA…

「ブリッジ・オブ・スパイ」

公開:2015年 監督:スティーブン・スピルバーグ Bridge of spies 実話に基づいてつくられた映画。 ソ連スパイの弁護と、捕虜交換の交渉を行った弁護士の話。合衆国、ソ連、東ドイツ、それぞれの国を背負い仕事をする人物たちを描く。 ・弁護士は合衆国…

「マックス・マヌス(ナチスが最も恐れた男)」

制作:2008年 監督:Joachim Rønning "Max Manus: Man of war" ノルウェー・レジスタンス活動家を主人公にした映画。 国王と軍は英国に亡命しており、本土に潜り込んだマヌスたちは絶望的な戦いに挑む。占領下において妨害工作を行うが、敵の数や武器は…

「ハンナ・アーレント」

制作:2012年 監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ アイヒマン裁判についての文章を発表した哲学者が世間の攻撃にさらされるが、自分の確信を曲げずに貫く様子を描く。 人間の悪の正体を見極め、また思考不能、思考停止こそが人間を悪と残虐行為に駆り…

「ロード・トゥ・パーディション」

制作:2002年 監督:サム・メンデス Road to Perdition マフィアのドラ息子に家族を殺されたトム・ハンクスが、生き残った息子とともに復讐をおこなう映画。 ダニエル・クレイグがしょうもないバカ息子を演じている。また、ジュード・ロウは変質者のよう…

勉強と買い物 ――満州国、先住民、「レヴェナント」その他

◆勉強 無職戦闘員として、最近、英語の勉強を再開することになった。 1 聴く、話す ・Youtubeでニュース動画を観る。また、映画を英語字幕で観る。慣れたら字幕なしにする。 ・以下の本がおすすめだと聞いたのでやることにした。 CD付 即戦力がつく…

「タイガーランド」

公開:2000年 監督:ジョエル・シュマッカー <ネタバレあり> 軍に入隊させられた人物が自由を求めて反抗する話。 軍は何も知らない新兵に対して法律を教えず、除隊要件を満たしていても強引に働かせようとする。また、人格に問題のある攻撃的な人間であ…

「ドラゴン・タトゥーの女」

公開:2011年 監督:デヴィッド・フィンチャー 不幸な育ちの若い女性と記者のダニエル・クレイグとが、実業家一族にまつわる事件の謎を解く。 近親相姦、虐待、性的暴行といった要素が含まれている。この映画や「The Hunt」を観ると、北欧は「暗い田舎」…

「ディファイアンス」

公開:2009年 監督:エドワード・ズウィック 親衛隊から逃れ、森のなかで共同体をつくったユダヤ人たちの映画。実在の人物を基にしているという。 ベラルーシは東欧でもパルチザン活動の激しい地域だったが、本作で取り上げられるのは、半盗賊として森の…

「黄色い星の子供たち」

原題:Le Rafle, The Round Up 公開:2010年 監督:ローズ・ボッシュ ナチスドイツ占領下のパリで、約2万人のユダヤ人が警察、民兵、ドイツ軍により強制連行された実話を基にした映画。 子供たちが悲惨な運命をたどることが明らかなので、物語はかなり…

「オーロラの彼方へ」

公開:2000年 監督:グレゴリー・ホブリット 原題は「周波数」であり、無線機を通して30年前に死んだ父親と通信し、不幸な過去を書き換えていくという物語。 家族の団結が災厄や猟奇殺人犯に打ち克つ話であり、結末は明るい。父親が消防士、息子が警察…

「マンダレイ」

公開:2005年 監督:ラース・フォン・トリアー 「ドッグヴィル」の続編。 前回、村を亡ぼしたグレイスと父ギャングたちが、マンダレイの村にたどりつく。グレイスは時代錯誤の白人地主から黒人奴隷たちを解放し、黒人たちに民主主義や自由の価値を教えよ…

「サウルの息子」、戦争関連の資料館巡り、その他

映画「サウルの息子」を観に行ったので紹介します。あわせて、年末から年始にかけて観光した資料館について。 ◆「サウルの息子」 映画『サウルの息子』予告編 ハンガリーの若い監督による。 ゾンダーコマンドとして働く男は、自分の息子と呼ぶ子供の屍体を埋…

2015年 映画のメモ その9

◆「フライボーイズ」 第1次大戦の戦闘機パイロットたちが主人公の映画。アメリカからやってきた義勇兵たちが、大変死亡率の高い戦闘機操縦士としてドイツ軍と戦う。 映画は大赤字だったらしいがおもしろかった。複葉機が飛行するだけで魅力がある。 フライ…

2015年 映画のメモ その8

◆「戦場でワルツを」 レバノン侵攻に参加した映画監督のフォルマンは、虐殺の日の記憶が抜け落ちていることを発見する。かれはかつての同僚と連絡を取り、戦争の記憶をたどっていく。 コンピュータ製のアニメはよく動いておもしろい。展開は散漫で、特にサス…

2015年 映画のメモ その7

◆「クラッシュ」 人種差別を中心に、もめごとを起こす人々を描く。善人と悪人の境はあやふやである。まったく関係ない人びとが偶然の出来事によって結びついてく方式を使う。 人種の違い、銃犯罪から来る相互不信は、人びとのあいだに軋轢を生んでいる。 ク…

2015年 映画のメモ その6

◆「ヒトラー最期の12日間」 昔観たがもう1度観た。今回はシュペーアの本を読んだ後なので、登場人物たちの動きをよく理解できた。 ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2012/09/05 メディア: Blu-ray クリッ…

2015年 映画のメモ その5

◆「ペーパームーン」 詐欺師と孤児が自動車で旅をする映画。2人は徐々に打ち解けていき親子のように仲良くなる。 ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン 発売日: 2006/04/21 メディア: DV…

2015年 映画のメモ その4

◆「縞模様のパジャマの少年」 収容所の所長の息子が主人公の映画。 原作は、時代や固有名詞も極力あいまいにして、子供の視点から書いているという。そのような物語の作り方もあるということを学ばなければならない。 縞模様のパジャマの少年 [DVD] 出版社/…

2015年 映画のメモ その3

有名な映画を中心に観た。 ◆「レインマン」 トム・クルーズは自閉症の兄の存在を知り、始めはこの兄から遺産をとろうと躍起になるが、そのうち兄弟として認めるようになる。 レインマン [Blu-ray] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイ…

2015年 映画のメモ その2

◆「ゼロ・ダーク・サーティ」 CIA職員の女がビンラディンの居場所をつきとめ、特殊部隊が突入し殺害する話。情報収集とはこのような陰鬱な作業の積み重ねであると感じた。 敵の居場所をつかむ、敵がいかなる組織体制を持っているかを知ることは容易ではな…

2015年 映画のメモ その1

今年も無職時間を活用して映画をいくつか観た。旧作が100円になってからはだいぶ借りやすくなった。 ◆「トゥルー・グリット」true grit 父の仇を討つために14歳の娘が保安官とレンジャーを雇い敵を追跡する。 隻眼の保安官もかつては無法者であり、仇の…

今年観た映画のメモ

今年はほとんどレンタルで映画を観た。あまり人気のない映画、非英米系の映画は店に置いていないので、なかなか観る機会がない。 シュヴァンクマイエルの粘土アニメとホドロフスキーはDVDボックスを買ったが、現場系作業員の身分としてはいつもそんな余裕が…