うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

とりでポエム

たとひわれ死のかげの谷を農王系

2017年の新たな目標として、無職戦闘員は、ありあまる時間を使ってフィクション制作を始めました。 ↓↓↓ http://ncode.syosetu.com/n2907dt/ WEB「小説家になろう」に投稿を実施しております。 目下、だれも読んでいません。 「たとひわれ死のかげの谷を…

トーテンコップ地図

わたしは、電話の向こうにいる 人のかたちの時代に 説明することになった。 象の爪と、アンテロープの角からなる 細い小刀を使って 想像上の地図を彫った。 立体の、おぞましい整った様子! 眼球ソケットから手首を差し入れて わたしたちの、大脳の 収容する…

モノクルをかざして

ひっそりと 道路の下に隠れた 昼間の影を追って わたしはガス灯と ガス灯のあいだをわたった。 標識の下には うすぼんやりと、口をあける 青ナイルの支流があった。 水飴のような川の水を かがみこんでなめる わたしの名の1つ下にある 行政的な者。 黒は義…

雨が降って 足場が茶色い泥水で満たされた、 それから 三角の幕舎の下に 身体の右半身を、 水中に沈める。 それから? 日が昇り、すべての土が水を吸って 粘土になる。 頭の横から、草の大砲が あらわれ、露がぽたぽたと落ちた。 最後に、虻たちがやってきて…

バイソンの親子の 腹部にかみついて 脂をすする魚を どうやって釣り上げようか ここには 山から下りてきた 生きたマスと、 イヌサフランの、食べかけがある 首が、となりの山まで延びた 両手の指が焦げるまで 収獲を待っている。

鉱山歌

(マフェキング(Mafeking)において、イエローケーキの塊を飲み込むベーデン=パウエル大佐を見て) 細密画の指からたどる林檎の実をなめて気道のウランを溶かす 岩の中で赤い子黒い子頭をおさえ文様を彫る火の国のため 不整合の真鍮製の人形さえ落ち葉をた…

居留地において

沼から足をだした わたしは、底に固まった泥が 無音でふくらみ、表皮まで せまるのを見た 反復する魚たちの、腹をこすり 水の藁と塵を舞い上げる動きに 目をこらす 無数の手がフィールドをかきまわし かれらは探す この国の殻、抜け殻は、 口からマンガンを…

夢の旗

朝の煙を丸めたもの 黒色火薬のにおいのする 雨を口にふくんだ 生ぬるいこぶしの石 いたるところから 土器たちの戦列が 運動をくりかえす 登場人物たちの 眼のソケットは、1カ所ずつ 除染され ようやく、光において 何も見えなくなる

契約と輪転

土の奥深くで、数えきれない 死人が押し込まれ 麦粒の山のように、塵と埃を食べながら 再び出土するのを待った。 作業員たちは、土にスコップを差し込んで 埋められた電話線と、薬莢を摘出する。 黒い手袋のかれら、すべての構成員の顔が、 泥を塗られて光る…

新しい鐘

金属のゆらぎの瞬間、 枝と幹が、ピシピシと鳴り 細かい雪の粒子がこぼれてしまう。 そのとき朝日が、象牙色の 雲を払いのけ、 飲みこみたがる動物が 姿をあらわす。 音のパルスにあわせて 四足の、生き物ではない大きな かたちが、鼻を鳴らした。 それは吹…

魚網

土から枝へ 鳥の巣をめがけて 雪が噴きあがる。 組織の主は 火の館のなかに 結節、結節は、 岸辺の、氷と根っこの 狭間に待機した。 わたしは 雪と氷の赤い残片を ぬぐって、肉を噛む。

符号の星

星の粒から 糸くずがしたたり落ちて 大理石のふたをあけた 見張りの犬と、帽子の男たちが 辛抱強く 光を飲んだ かれらは一族になった。 自分たちの、そのとき 光源となった、人体的、 食道・小腸ロープを手のひらに 巻き付けて、裏庭をはしゃぎまわる 生徒た…

動物界に接続されて

あの夕陽が…… 交換手の やわらかい屋根を 指で押すたびに、黄緑の表皮がへこみ、 棘はみな 生きて呼吸をつなぎ、ひもとなっていく 月ののぼるとき、2回めのとき、 鉄条網の 整備のために鳥籠を 解放するわたしは眼のない人夫を使役する 鳥籠、 それで。 わ…

伝送

送り込むこと。 木の集まりと 葉でふたをされた、沼地を 抜けて 鳩の、黄金の波が 運動していくこと。 青と銀との 混ざり合った、無言の 翼が、 太陽のつぶれるまで 働いた。 かれらは伝わった。

発言歌2

波と雲と対流圏とのお互いの抗体夏のモールス信号 太陽素の足りない牧神いまはもう歯茎まで砂に埋もれて眠る

発言歌

灰色の肥満の犬を手で招く諱(いみな)をよけるつま先愉快 海面が4つの旗に覆われてわたしはマイモニデスにしたがう 象は縮む皮フは広がる断裂の奥にはラパッロの庭があった

緑色の技術

骨がしぼりこまれた後も、 眼球は、能力が低いため 枝と枝とのつながりを 見つけることができなかった。 葉の表面に管が浮き出し その日の太陽が、光の 無数の穴となり わたしは系統を書いた。

サボテン作戦

その日、視察団の一行が 粒子のじゅうたんの上を 歩いてやってきた。 青、金、銀の、馬の毛皮を加工したものに 対して、モノクルを光らせる 足の裏、足の裏たちの横断 時刻にあわせた動きが 明らかになる。 暗闇から手がのびて、そのまま 用水路に沈むものは…

単眼とそのネットワーク

細胞だ。 これからは、香辛料のスープと、酵母菌を 食べて、 細胞的に進めていくこと。 各自の足元から、鉄のくぎで 石に穴をあけて、 長い作業が続き 迷路をつくる。 霜をはらって 頭部はあらわれた。 たっぷりと 悲惨の絵の具が 贋物の眼にぬられた。 声を…

子供幕僚

人の粘土と それらが畝のように 圧縮された道を 花々と霧の道を 子供たちが前進する 標識が 星の数だけ土にささり、 もぐらたちは 眼をこする。 泥をひっかきながら その先に 石の家族が並んでいるにも かかわらず。

用地

夜間の、 わたしたちの仕事は 銅山を手袋で整えること。 氏族とその奴隷たちが環になって 砂礫にくっついて 防毒の手でならしていく。 塔は空からぶら下がり トンボの神経をつながれた。 はつらつとした、生徒たちの おもいでをちぎっては 火にくべて 作業、…

墓は白い色

おそらく、長い 円柱のなかに はさみこまれて いるだろう 1日の終わりまでに。 森と、沼の中央にむかって 児童たちを歩かせる。 氷と、雪のサンゴ、靴を やわらかくなめしていくのは、 昨日、ソ連人が 敷いた、弔問の道。 これから、わたしたちの ばい菌を …

冬の歴史

くい打ちの日に 氷は網目をつくる。 先端で、空気の粒が折り返す。 垢だらけの炭人間が 道具を振った。 図書のゆび、言葉のゆびは 金槌に叩かれて火花を出し、 歯がこぼれおち、 それは聴こえるはずの電報となった。 ただ一心に、うなづくことの電報を 受け…

あれらの夕陽

大きな道では 人びとの並べられた かたまりに 砂ぼこりがくっつく。 よだれは 黒いつららになり、 道路が軌道を変えた。 それから、この日が閉じられた。 顔を覆った男たちが 次々と、夕陽を水に沈めていく。

重水歌

検死台の上でミルクを味見する子供の声をまねするヒドラ キリル文字の顔と表皮に付着する犬には犬の死が森で待つ 重水が分泌されたいまここにいる兵隊はホスゲン物質 炉の灰が方位の山に降り積もりいつかは月の臓器も溶ける

黒檀剣

水たまりの、青い泥の国から 草の胞子へ 野外の緑の人たちが 射出する、ヒドロ虫的な 毒のある胞子 秒針が止まり、まもなく 動き出す、黒檀でできた人 火葬と煙の匂いがする ロシア語の人。

金切り声の山

影そっくりのもの。 わたしと、となりの影を まねるように、時計の 針のゆらぎはあるが、 この児童が持っている、ウサギの 耳の形をした時計の針を 見つめているうちに 日が暮れて、わたしたちは影の 国のなかにすっぽりと 吸い込まれる。 こうやって 昨日の…

やさしいあわれみのはさみが

やさしいあわれみのはさみを 操作する。 ちょきちょき おお、108本の、指の 規律正しい動き。 むかし、わたしの耳の 水槽に住んでいた、 ヒドラを思い出すような 複雑なもの。 では、このはさみは、 何を切ろうか、 ちょきちょき ちょきと 魔法の木から …

サラダ病

その人は、いや、 代理人の長は、 冷却材でゆっくりと脳をひやす。 大理石の脳も当然のこと ではわたしの脳は その人の脳はどのような 素材からできているだろうか。 「残念ながら、大理石 ではない」 赤土と、立体の ための粘土、他には 何があるだろうか、…

連続1

紫色の、海の虫たちのいる 船底から、わたしたちの 歴史が収束し、1つの花の環に なった。 野ばらと、可視光線の編上げによる 皆殺しの環と、 それを、つなぎあう手と手が わたしの頭部になる。 かれらは、その他の区域のすべて、 「心室と、心室との連接」…