うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2016-03-05から1日間の記事一覧

『プルースト文芸評論』

『失われた時をもとめて』の作者による文芸評論。たまたま古本屋で買ったがおもしろかった。 フローベールの文体は特殊である。線過去、点過去の用法に独自性があり、また「そして」を意外な場所で使う。多様な動詞をもちいる一方、「持つ」で済ませたりしよ…