うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-09-04から1日間の記事一覧

『憲法と平和を問いなおす』長谷部恭男

立憲主義とは何かを考える本。立憲主義の成立には、戦争と平和が深くかかわっている。 立憲主義は、「憲法典への服従」ではない。 ヘンキン教授は立憲主義の定義を次の2項目とする。 ・人民主権とそれに基づく代表民主制 ・権力分立及び抑制・均衡、個人の…

『アラブが見た十字軍』アミン・マアルーフ

十字軍にかかわる記述は、ヨーロッパ側とアラブ側ではまったく一致するところがないという。 当時、高度な文明をもっていたアラブは、十字軍をフランジ(フランク)、侵略者、蛮人と呼んだ。この本はアラブ側から見た十字軍戦争を描くこと。 一般向けの通史…