時間の観念についての本。吉田健一の本のなかでも特に文体の特徴が強く出ている。 ――併し一秒前の針の位置が三秒前、四秒前のことになってその四秒前が過去であると考えるのは物理的な所謂、時間が頭にあってのことでそれならば過去、現在の区別も全く物理的…
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