うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-07-05から1日間の記事一覧

『レイテ戦記』大岡昇平 その3

オルモック陥落によりレイテ決戦は中止になる。このときの大本営は服部卓四郎、武藤章などのちの戦犯が占めているが彼らはレイテの責任を専ら南方総軍に転嫁した。米軍のレイテ上陸にともない特攻作戦がたてつづけにおこなわれるが、米船団はこれに備えて駆…

『レイテ戦記』大岡昇平 その2

意外なことに大岡は特攻隊を作戦の面からも称賛している。 「神風特攻は敵もほめる行動である」。 レイテ沖海戦から特攻は開始されたが沖縄戦のときには命中率は7%まで低下していた。 ――自分の命を捧げれば、祖国を救うことが出来ると信じられればまだしも…

『レイテ戦記』大岡昇平 その1

牧野四郎ひきいる第十六師団はレイテ島の防衛にあたる。米軍がルソン島攻略をするつもりならここからはじまるはずだという。 フィリピンはマゼラン殺害からゲリラの長い歴史をもつ。米西戦争でアメリカ領になり形式的には民主主義国になったが実態は資本家の…