うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-05-17から1日間の記事一覧

俗対話(2012)

ならび、 古紙 この年は、非常に 気分のわるい年、口角から ほっぺた、眼のしたにかけて、むくむくと たくわえられた栄養 粉末系のいくつか、 粉と液体を人形が変換する 首の、間延びしている、この 個体は、間延びしている、と 女の子は注文をつけた。 アル…

『戦争論』ロジェ・カイヨワ その3

第三章 全体戦争 一九世紀は戦争の神聖化の時代だったが、クリミア戦争、普墺戦争、普仏戦争は限定的なものだった。普墺戦争で使われた弾の数を兵数で割ると、一人あたり一週間に一発しか撃っていない。 鉄砲が決定的に改良されたのは一八七五年頃であるとい…

『戦争論』ロジェ・カイヨワ その2

第四章 イポリット・ド・ギベールと共和国戦争の観念 彼はフランス革命思想の先駆であり、またクラウゼヴィッツの先駆であった。彼は、王朝は圧制にむかわざるをえないと批判し、国民の主権を説いた。彼が失脚して死んだときに、すでに革命は起こり、軍隊は…

『戦争論』ロジェ・カイヨワ その1

副題「われわれの内にひそむ女神ベローナ」。第二部「戦争の眩暈」は、戦争が人間の心と精神をいかにひきつけるかを、フランスを中心に研究したものである。 ――国家と軍隊を一体化しようとする傾向は、国民戦争を生む一方、平等で全体主義的な国民を生む結果…