うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-02-16から1日間の記事一覧

2つの系(2012)

肩にいくつかのどうぶつが乗っかっているので 鏡の前に立ってよくみると、鳥類と、ねばねばした 赤い、または茶色い液状のものだとわかった それらが 何匹か、床のすきまから入りこんできた のではなく、図鑑からでてきた、学名のすがたを もってあらわれる …

今日のスペイン語 その8

■Words agente m ,代理業者、周旋屋 tarde f,午後、晩 desear, =desire, buscar 探す apartamento m, アパート centro m,中心、中央 afueras f, pl.郊外 cerca de ……の近くに muy それほど lejos de, ……から遠くに parecer ……と思える、……に見える éste こ…

『ガン病棟』ソルジェニーツィン

ソ連社会で要職につき、数人の子供をもつ幸せな家長パーヴェル・ニコラーエヴィチは、首にできた癌腫瘍のために僻地の病院に送られる。設備は劣悪で、賄賂を試みるがうまくいかず、大部屋に収容されてしまう。 生きているあいだは人間は地位や階層ごとに隔て…

『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム

歴史のすすむにつれて人間の精神は変化してきた。社会と人間精神は相互に影響を与えてきたのである。しかし人間心理について、「どのような外的条件にも適応できる」、「無限に可塑的なもの」と認識することはできない。人間性がもつ「ある種の固有なメカニ…

『文学におけるマニエリスム』G・ルネ・ホッケ

文学的マニエリスムについての評論だが、この本自体が散文詩のような体裁だ。言葉遣いが表現主義的である。くりかえしが多い。 *** マニエリスムは古代アジアより連なる反古典主義・反自然主義の伝統であり、「表現の効果甚大なつり上げ、もしくは極端に冷や…